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手早くキレイな切り抜き&合成のコツ

できるだけ早くラクに切り抜き、キレイに合成するにはコツがあります。
苦労して切り抜いたのに、合成したら汚い縁が出てガッカリ・・・にならないためには?

切り抜き&合成に向いた画像を使う

切り抜きや合成に「向かない」画像を素材に使っても、時間と労力の無駄になるだけです。
切り抜く前に素材を吟味しましょう。
「形が複雑」「輪郭があいまい」「背景がゴチャゴチャしている」「背景と色の違いがはっきりしない」ような写真は、切り抜き作業がしにくく、しかも合成した時に背景となじみも悪いので、汚くなりがちです。

★切り抜きしにくい写真の例 ↓↓↓(いずれも「花」を切り抜くとして)

★切り抜きしやすい写真の例 ↓↓↓

どんな方法やツールで切り抜くのか、正しく判断できるように

AzPainter2でも他のソフトでも、切り抜きには様々な方法やツールがあります。
画像を見て、どの方法で切り抜くのが最適か、正しく判断できるようになりましょう。
初心者のうちは難しいと思いますが、経験を積めば「この写真はアレでやれば早いな」などとわかってきます。
選んだ方法(複数ツールの併用も含む)が間違っていなければ、短い時間でキレイに切り抜きできるでしょう。
何も考えず、やみくもに試しているだけでは、いつまで経っても切り抜きが大変なのは当然です。

また、切り抜き方やツールを特定した上で、それに向いた素材写真を使う、あるいは「切り抜きしやすいように考えて」写真を撮るのも大切なことです。
「2値化」&アルファ操作で切り抜きで、切り抜きしやすい写真の例です。↓↓↓

切り抜き画像と合成画像の背景色は、明るさを大体合わせる



← 白壁をバックに撮影された人物写真があります。



これを、「2値化」&アルファ操作で切り抜きの方法で切り抜きました。

★「背景をチェック柄で表示」をオンにしているので、透明部分がチェック柄で見えています。



← 青空の写真と合成してみました。
バッチリですね〜!(笑)

ところが・・・


夜景の写真と合成したら・・・!
白い縁が出てしまいました。(白残りと言います)

元写真の白っぽい背景との境界が、このように白残りするのです。
暗い画像と合成するなら、同じような暗い背景の写真から切り抜くか、白残り部分を削るように、少し内側で切り抜く必要があります。
つまり合成する時のことも考えて、素材写真を選んだり、切り抜き作業をする必要があるのです。


← こちらは、暗い背景から切り抜いた白バラを、明るい画像と合成したものです。
バラの周囲に「黒残り」が見えています。
(ただ「黒残り」は「白残り」ほど目立ちませんが)

・・・ということなので、切り抜き画像と合成先画像は、背景の明るさ(「色」よりも「明るさ」です)が大体同じものを使いましょう。

他にも自然な合成写真を作るには、各素材写真の「光源の方向や色が揃っている」「遠近法的に角度等が合っている」「距離とピントの合い方が自然」・・・などの条件があります。 したがって、その観点から素材写真を選ぶ確かな目と、必要なら補正や加工して「合わせる」テクニックが必要です。
1枚の画像を補正・加工できるスキルがなければ、良い合成写真を作るのは無理だと心得ましょう。
つまり「写真の加工」⇒「合成」しか思いつかないような人(初心者)では、「合成は無理」ということです。 基礎から勉強することを忘れてはいけません。

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