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アルファ操作

AzPainter2では、画像の不透明度を操作する機能を「アルファ操作」と言います。
「アルファ」⇒「不透明度」と読み替えて考えると、分りやすいと思います。
アルファ操作が使いこなせれば、AzPainter2でできることが大きく広がります。

アルファ操作には大きく分けて二種類ある


メニューの「フィルタ」⇒「アルファ操作」を開くと、「他のレイヤと操作」とそれ以外の部分に、まず大きく分かれています。

下の4つは、現在のレイヤ自体を元に結果が出されます。
ではまずこちらの方を、実際に試してみましょう。

「明るい色ほど透明に」って・・・?



← この写真に、「明るい色ほど透明に」を実行してみます。

「明るい色」⇒「白っぽい部分」と考えて、だいたい結構です。



← こうなりました。
(「背景をチェック柄で表示」はONです)

背景の白っぽい部分がほとんど透明になり、チェック柄がはっきり見えていますね。
それ以外も女性の肌や、ギターのボディの明るい部分が、その程度に応じて半透明状態になっています。

「アルファ値からグレイスケール作成」・・・???



もう一つやってみましょう。
今度は透明なレイヤに、ペンタブレット+ブラシツールで線画を描きました。

これに「アルファ値からグレイスケール作成」を実行すると ────



完全に透明な部分は黒に、不透明度が高くなるに従って白っぽく(明るく)なる画像に変換されました。

画像全体は、完全な不透明になっています。

他のレイヤとアルファ操作する機能


「他のレイヤと操作」をクリックすると、左図のような画面が出て、「対象レイヤ」「操作」共に右端の▼から選ぶようになっています。

「操作」には、足したり引いたり?たくさんのメニューがありますね。
これらを使うには、2枚以上のレイヤが必要になります。


簡単な例を示します。

← 黒背景に白で「あ」と文字入れしたレイヤの上に、迷彩模様のレイヤがあります。
迷彩レイヤを選択した状態で、「フィルタ」⇒「アルファ操作」⇒「他のレイヤと操作」をクリックして・・・


対象レイヤを「文字」(初期状態では現在のレイヤのすぐ下のレイヤ名が入るので、変更の必要はなくそのまま)、操作に「対象レイヤの色の輝度からコピー」を選んでOKします。

これは「文字レイヤで明るい色の部分ほど、現在のレイヤでも不透明になるように」する操作となります。


アルファ操作を実行後、下の文字レイヤを非表示にすると、迷彩レイヤが「あ」の形に切り抜かれているのが分かります。

最初から迷彩模様で文字入れはできないので、このようにアルファ操作を使い、必要な形に切り抜くのです。

アルファ操作はメニューが多いので、最初のうちはどれをどの場合に使うのか、直感的に分かりにくいと思います。これは経験を積むしかありません。
当サイトの多くの作例でアルファ操作を使っているので、実際に色々やってみましょう。
使いこなせるようになると、イラストでも画像加工でも非常に有用で、AzPainter2の実力が良く分かると思います。

アルファ操作を制するものは、AzPainter2を制す・・・ですよ!

******* アルファ操作を使った技の例 *******
美しいモノクロ/セピア写真ガラス効果レイヤの不透明度部分だけに影をつける
2値化&アルファ操作で切り抜き缶バッジモーションブラーで立体文字
別レイヤで影をつける方法いろいろ半透明マスク文字一部分以外をモノクロにする
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